河合さん、メール有難うございます。
当ブログをボイトレの参考にしてくださっているということで、とても嬉しいです。
Question
いつも参考にさせてもらってます!!
突然ですが僕はUVERworldが大好きでカラオケでも歌うこ
とがあるのですが、どうやってもTAKUYA∞ さんのような声がだせません。
どのような練習をすればあのような高音がだせるのでしょうか?
UVERworldのTAKUYA∞
僕は、UVERworldの曲の中では「Roots」が結構好きです。
TAKUYA∞
では、どうしたら高い声が出るようになるか回答していきます。
Answer
高い声出すためには『ミックスボイス』で発声できるようにすることが必須となります。当ブログを参考にして頂いているということなのでミックスボイスのことは既にご存知だとは思いますが、念のためにミックスボイス関連の記事をご紹介しておきます。
- 太い裏声を練習するだけではミックスボイスは出せない。←裏声をミックスボイス化させる練習法を記載
- 高い声を出す唯一の方法は、裏声を練習してミックスボイスを使えるようにする事。←ミックスボイスの考え方
-
換声点でスムーズに声を繋げるには、チェストボイスの裏声を練習しよう。←ミックスボイスの考え方
- ミックスボイスのコツは、裏声ハミングする練習で習得しやすい / ミックスボイスはあくまで歌声
その他のミックスボイスについての記事は【ミックスボイスカテゴリ】をご参考下さい。
ミックスボイスを習得するためには、まずはじめに裏声の練習が必須となります。
練習の流れをお伝えします。
ミックスボイス練習の流れ
- 裏声/裏声ハミングの練習
- 裏声を鼻にかける練習
- ヘッドボイスの練習
- 低音裏声を鼻にかけてチェストボイスの練習
- チェストボイスとヘッドボイスをスムーズに行き来させる練習
- 声量を増やす練習
- ミックスボイスの完成
- 歌唱練習
順を追っていくと、この様な練習方法になると僕は考えています。
では、軽く解説をします。
練習の流れ解説
1.裏声/裏声ハミングの練習
ここの段階で声が鼻に響く感覚を掴み、鼻腔共鳴を覚えます。ミックスボイスには鼻腔共鳴が不可欠です。
2.裏声を鼻にかける練習
裏声を鼻にかけることで、ミックスボイスの種となる声を作り出します。声質は下の動画のような声です。
裏声を鼻にかけるには、ちょっとだけ喉仏を上げると鼻にかかった声になりやすいです。
3.ヘッドボイスの練習
上記の声のまま、メタルのシャウトが出せるくらいまでの高さを目指します。
4.低音裏声を鼻にかけてチェストボイスの練習
鼻にかかった裏声で低音域を発声する練習をします。
低音域と高音域で発声や声質が極端に変わることはありません。高音域を出してた時の感覚で低音域も発声します。
5.チェストボイスとヘッドボイスをスムーズに行き来させる練習
中音域のミドルボイスを安定させる練習に入ります。基本的にUVERworldの音域は中音域を多用した楽曲が多いので、この部分の練習が特に重要ではないかと推測されます。
6.声量を増やす練習
ミックスボイスが出来たばかりの状態で、あまり声量が出せない状態です。ミックスボイスは、要は鼻にかかった裏声を、いかに出し慣れるかという作業の繰り返しになります。なので、慣れの要素が強いです。
ミックスボイスは最初から大きな声で発声することは難しいです。習得を急いで、いきなり大きな声を出すと喉絞めの張り上げ発声になってしまいますので、徐々に声量を出せるように訓練し行って下さい。
7.ミックスボイスの完成
8.歌唱練習
ミックスボイスで声量もある程度出せるようになったら、あとは歌唱練習をするのみです。
簡単ではありますが、以上が解説になります。
ミックスボイスのカギは、何を隠そう『裏声』です。
裏声の練習なくして、ミックスボイス習得はありえません。
練習期間は人によりますが、年単位でかかります。
長期間、少しずつ焦らずに練習に取り組んでいって下さい。
少しでも、お役に立てたのであれば幸いです。